担当歯科医 池村仁克
納得して治療を受けてください。
どの治療でも根本的な問題の解決を目指しましょう。
どの治療においても、"患者さんが将来どうなりたいか"が大切です。
患者さんにできる治療法はすべてお教えします。
あらゆる角度から提案いたします。
患者さんご自身で治療の選択を決めてしまうのはもったいないことですし、それが最良の治療であるとも限りません。
一つの山を登るときでもいろいろなコースがあるように、歯が一本抜けたときの治療にも様々な選択肢があります
歯の一連の問題は神経を抜くことから始まります。
「神経を抜きましょう」と歯科医師に言われて不安になりましたら、納得するまで相談することをお勧めします。
歯科治療
原因の本質を見極めましょう。
歯科診療とは、虫歯治療や歯周病の治療、義歯の作製など、患者さんが歯科医院に通院する際に受ける的な治療のことです。
その治療の多くが保険の範囲内で行われることから、「保険診療=歯科診療」と考える方もいらっしゃいます。
ただし、保険制度には制約があるため、治療精度の向上や良質な材料を希望される場合、また時間をかけてじっくり治療を行う場合には、
保険外診療(自費診療)として治療を受けていただかなくてはなりません。
POINT
安さ・早さ重視の治療は、最善だと言えません。
受診する歯科医院を決める際、「料金が安いから」「短時間で終わるから」といった理由で選んでいませんか?
口腔内の問題を完治させるには、当然費用と時間がかかります。
適正な治療を受けたいなら、きちんと手間と時間をかけてくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。
<マンツーマンの治療体制>
精度の高い治療のためには時間をかけた治療が必要です。
歯科診療では、マイクロスコープを使用した治療を行っています。
ご予約はお一人ずつで、1回の診療時間を長めに取らせていただいています。
マイクロスコープなどの最新の機材を使用しないと精度の高い治療は難しいです。
例えば、何かを詳しく見たいときは拡大して確認しますよね?
スマートフォンで写真を詳しく見たいときに拡大することと同じことが言えます。
POINT
適正な治療を行うには、1時間くらいかかってしまうことが多いです。
歯科医院によって細かな時間は異なりますが、「治療器具などの準備」「治療前の説明」「治療後の説明とアポイント」を含めるので、1時間の診療といっても準備や説明を除けば実質の治療時間は45分ほどです。
最低でも1時間は診療してもらうべきでしょう。
審美歯科治療
歯科技工士と連携することで、永続的な機能美を獲得することができます。
審美歯科治療とは、ただ綺麗な白い歯にするだけではなく、機能性と永続性を伴った美しさを手に入れる治療です。
歯や歯ぐきの美しさも必要となり、お口のお手入れは欠かせません。
また、短時間の治療では良い結果を得ることが難しく、体が受け入れてくれるかを見極めるために、治療前の診査や計画が非常に重要です。
お口の中で詰め物を作るダイレクトボンディング(コンポジットレジン)や歯形を抜き取って被せ歯を作る関節法の仕上がりは、歯科医師・歯科技工士の知識と技術に左右されると言っても過言ではありません。
POINT
歯科治療において大切なのは、事前の十分な診査です。
治療前の診査は、まだ痛みが出ていない虫歯や歯周病といった口腔内における問題の早期発見につながるため、非常に重要な工程です。
また、患者さんにとっても自分のお口の状況を知ることができる、貴重な機会となります。
削ったり、被せたりすることだけが審美歯科ではありません。
「歯を削ってセラミック冠のような綺麗な歯を入れる」といったイメージがあるかもしれませんが、歯や歯ぐきの形を少し整えるだけ(形態修正)で綺麗な口元に変えることもできます。
例えば、笑ったときに歯ぐきが目立ってしまうガミースマイルや、歯並びは悪くないのにガタガタして見える場合などに有効です。
「口元が気になって大きく笑えない」「笑うときに口を隠している」といったお悩みを、形態修正で解決できるかもしれません。
<綿密な計画による調和のとれた美しさ>
自然な美しさを目指しましょう。
審美歯科治療で大切なのは、「どの歯を治療したのかわからないように治療する」こと。
無計画に歯を削って被せるだけでは、歯ぐきの色が黒ずんでしまったり不自然な白さの歯になってしまったりと、せっかくの治療が台無しになるケースも少なくありません。
限られた費用と短い時間では、完全な治療を受けるのは困難です。
そのため、歯の形や歯ぐきも含めて自然な美しさを手に入れるには、ちゃんと費用と時間をかけて治療に臨む必要があるのです。
歯周病
歯周病対策には、定期的なメンテナンスが最も有効ですが、
きちんと治ったことが条件です。
歯周病は生活習慣により引き起こされる病気であり、歯科医院でただお掃除をしていれば治るものではありません。
本気で歯周病の治療をお考えならば、生活習慣の改善をはじめとした患者さん自身の協力のもと、正しい検査とそれぞれの患者さんに合わせた基本治療や、歯を支えてくれる骨の再生療法などを受けていただくべきだと思います。
歯を失ってしまった方へ
「インプラントか入れ歯か」という選択肢だけではなく、「両方」使った治療法もあります。
インプラントを使用することによって、入れ歯の効果をさらに発揮させることができます。
治療等の名称 |
治療内容 (治療期間、治療回数) |
費用 |
副作用とリスク |
インプラント治療と入れ歯の併用 |
インプラントの埋め込みと精密入れ歯の製作治療期間最低半年程度 |
インプラントの埋め込み治療20万円〜/精密入れ歯35〜40万円 |
インプラントを長持ちさせるために、定期的なメンテナンスが必要です |
インプラントと入れ歯を一緒に採用した事例
超精密入れ歯
入れ歯はどれも同じと諦めてはいけません。
基本的に入れ歯はお口の型取りをして作製するものなのですが、「入れ歯が合わない…」「違和感がある…」とお悩みの方も実は少なくありません。
まずは入れ歯が安定する環境作りが必要です。入れ歯のバネがかかる歯の形を調整・修正したり入れ歯の設計を工夫したりすることで、入れ歯とお口の一体化を図り、まるで自分の歯で噛むような使用感を実現することが可能です。
堅いおせんべいやピーナッツを十分に噛めるようになった自分を想像したくはありませんか?
簡単に手に入る入れ歯は、家に例えると基礎工事をしないプレハブ小屋のようなものです。
きちんとした入れ歯は基礎工事をして、設計、施工をする注文住宅と同じです。
インプラント
インプラント治療は、世界中で行われている実績のある治療法です。
インプラント治療とは、抜けてしまった歯の代わりに、人工の歯で食事や会話ができるようにするための治療法です。
歯の根っこがなければ被せ物(俗に言う「さし歯」)は固定できないので、人工の歯の根っこを埋め込んで被せ物を固定します。
ただし、外科治療が必要なため、歯科医師の正しい知識と技術が要求されます。